ブックタイトル塩川伊一郎評伝
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塩川伊一郎評伝
を示し、新しい知識を身につけようとする旺盛な学習意欲がみられる。腹がへっても足が痛くても、わざわざ出かけて見ようとしている。それに源平の合戦や西南の役などの歴史にくわしいことがわかる。このことは小諸や東京の原洋義塾で漢学や数学を学んだ影響と考えられる。ぼろをまとっても美しい風景に感嘆しているが、旅の最後になって金がなくなって苦労するあたり、旅の日程と財布の中味とのバランスがとれなかったのは、若さのいたりだけだろうか。(日記の原文を資料編七にのせ、かなをつけて読みやすくしてあるので一読してみていただきたい。少しむずかしいが、とても面白いし筆者の書けなかった部分も感じとってほしい。)