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概要

塩川伊一郎評伝

の考えと、作物をつくることによって地味を豊かにするとともに、雑草のはびこるのを防ぐねらいもあった。植えたあとに切り取った苗の先は、山桃につぎ木して、苗の増殖をはかったことは、初代伊一郎の技術と経験からして当然考えられたことである。「これぞ森山へ桃樹栽培の初期なりき」と熊二が力説しているように、佐久における本格的な桃栽培がここに始まったのである。