ブックタイトル塩川伊一郎評伝

概要

塩川伊一郎評伝

明二六・一一・二五（土） 此日小諸義塾開業ニ付小山太郎飯田万次両氏非常ニ尽力周旋す当夜来会者甚多し柳沢呈三氏之宅を借り義塾とす佐藤邸へ一泊明二七・一・一一（木） 朝前山村を発し小諸へ到る義塾ニ於て業を始む二・二四（土） 今夕小諸講義所開設之式を挙く来会者三十一名三・一一（日） 義塾を大手館へ移す計画あり諸子掃除甚勤む三・一五（木） 義塾瓦門へ移転す生徒諸子甚勤む諸子来訪五・六（日） 朝中込石山織之助氏訪問果樹園之件を相談明二八・四・八（月） 林檎の種木五百本を御影村柏木新三郎方へ送らんとす運輸不便所々奔馳せり四・一〇（水） 午前四時半床を出万世橋外通運会社へ到る岡見氏の僕ハ巳二林檎種木を与し来ル其労思へし上野ステーションより上車帰途二就く（中略）午後二時頃小諸町へ着す五・一（水） 柏木新三郎留守中ニ付同人宅より林檎種を送り来ル時季己ニ過く後園ニ種付く五・二（木） 暁起林檎の種木を後園ニ種付稲垣正次氏来助く