ブックタイトル塩川伊一郎評伝

概要

塩川伊一郎評伝

明二五・一・一五（金） 朝訪高須氏乗馬車発程ス時八時此日美晴碓嶺微雪あるのミ信上の界ニ至リ季候頓ニ変し寒風斫面訪岸氏一泊夜信徒六名集会ス一・一六（土） 朝八時軽井沢ヲ発ス岸氏周旋甚勤む可謝也小田井へ着し人力車ヲ雇ひ岩村田へ向フ午前十一時半岩村田へ着ス松葉屋へ寓ス原沢紀量と相会ス一・一七（日） 十二時松葉屋を発し野沢へ向ふ二時野沢へ着並木を訪ふ一・一八（月） 美晴寒威漂烈（中略）風雪稍霽（中略）前山村早川権弥氏一泊夜学校之教員生徒来訪一場之演説を作ス一・二三（土） 朝野沢へ帰ル寓居を並木信一郎方へ定ム一・二四（日） 臼田講義所へ出席晩餐礼ヲ司ル午後四時臼田出発岩村田へ来り松葉屋へ止宿講義所へ出席一・二五（月） 朝岩村田相発小諸へ向ふ十時半同所へ着佐野田沢等を訪ひ午後三時半出発四時過軽井沢へ来り油屋へ止宿夜通運会社ニ於て説教講義ス一・二七（水） 並木晋一郎方へ引移荷物運搬ス午後臼田へ出発三・二四（木） 内山村を発し志賀を経て岩村田へ出講義所を訪ひ直ニ小諸佐野嘉ね子の葬会ス関氏を訪ふ軽井沢へ五・二三（月） 朝上田出発小諸へ着関氏を訪佐野義質ニて昼食午後軽井沢へ出発六・八（水） 朝野沢発岩村田小諸之兄弟を見舞佐野氏ニ而昼食関氏田沢を訪午後二時上